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ヒント
- リズム
正常の幅の QRS 波が先行する P 波を伴ってほぼ規則正しく打っています。P 波は I、II、aVF で陽性ですが、その直前に小さなスパイク状の波形を伴っているようです。心拍数は約 70 分といったところでしょうか。 - P
P 波はその直前に小さなスパイク状の波形を伴っていて、II 誘導での幅は 2 目盛半( 0.10 秒)、高さは約 1 目盛( 0.10mV )弱です。
- PQ
PQ 間隔は 5 目盛( 0.20 秒)くらいでしょうか。
- QRS
QRS 波は幅が約 2 目盛( 0.08 秒)。 I、II、III、aVF と V4~V6 でごく小さな Q 波を認めます。胸部誘導で R 波は V1~V3 にかけて徐々に高くなっていて、S 波は V3~V6 に進むにつれて徐々に浅くなっています。V1 の S 波の深さと V5 の R 波の高さの和( SV1+RV5 )は 8+16=24 ( 2.4mV )です。
- Axis
肢誘導で QRS 波の上向きと下向きの成分の大きさの差が最も少ないのは aVL 誘導です。
- ST-T
III と aVF 誘導で陰性 T 波を認めますが、明らかな ST 異常はなさそうです。
- QT
QT 時間の延長はなさそうです。
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